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医療情報基礎用語集の公開について

2014.11.13現在

 保健医療分野において、一昔前は特別な存在であった情報システムが、今日では当たり前のように使われるようになりました。保健医療分野で業務に従事される多くの方は、毎日何らかの情報システムを利用されています。患者情報や健康情報等の取り扱いには特に注意を要することはいうまでもありませんが、電子化された医療情報は紙媒体とは性質が異なるため、保健医療分野の従事者には、ITの基本的素養を身につけ、医療情報システムの特質を理解し、医療情報倫理を踏まえ、ユーザとしてのセキュリティ対策を講じることができる知識が求められています。

 この様な背景のもと、医療情報を扱う人々が共通にもっておくべき基礎的な知識(ジェネリックスキル)を検定する目的で、医療情報基礎知識検定試験の第1回が平成21年10月11日に実施いたしました。現在でも毎年2回実施しており、毎回500~700名程度の方に受検いただいております。また、学習教材として「医療情報基礎知識検定用語解説集」もeラーニングとして公開いたしました。

 この医療情報基礎知識検定用語解説集は、医療情報基礎知識について体系的に解説したもので、大変好評だったのですが、時間が経過するにつれて内容が古くなったことと、必ずしもキーワードを網羅していなかったこと、保健医療分野で使われる新しい用語が増えたことなどから、全面的に見直して、「医療情報基礎用語集」(以下、本用語集)として無償公開することにいたしました。

 本用語集は、現在公開されている「医療情報基礎知識検定試験の到達目標」に記載された全キーワードに対して、1キーワードあたり200文字以内を目安に解説を付けることを目標として執筆および編集しております。本用語集が、医療情報初学者のみなさまの学習の一助となれば幸いです。

なお、本用語集はWebサイトにて公開しております。

本用語集についてご意見ご要望がございましたら、いつでも育成部会事務局までメールにてお知らせください。