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2016年度(第10回)上級医療情報技師能力検定試験
二次試験結果の概要と講評

1.試験の概要

    試験日時:2016年12月3日(土)・4日(日)
    試験会場:東京(TKP東京駅八重洲カンファレンスセンター)
    試験内容:
     • 論文試験 面接時の参考・評価資料とする論文1(試験時間60分)
      論文試験として採点を行う論文2(試験時間120分)の2種類
     • 面接試験 受検者1名を3名の面接員で面接(1名あたりの面接時間20分)

2.受検状況

   受検者数:論文試験・・・131名、面接試験・・・131名

3.試験結果概要


  2014・2015年度
一次試験合格者
2016年度
一次試験合格者
受検者数72名59名131名
合格者数12名10名22名
合格率16.7%16.9%16.8%

4.評価方法

 2016年度の上級医療情報技師能力検定試験(二次試験)は、これまでの二次試験と同様に、論文試験と面接試験を行い、合否を判定しました。
 論文試験(論文2)については、提示された課題文に対して、課題文で述べられている内容の説明や、課題文に対する自分の考えを1,200字以上1,500字以内で記述する試験を行いました。論文試験の採点は、
    ①課題の趣旨を正確にとらえ、設問に適切に答えているか。
    ②医療情報技師の立場から自分の意見を論じているか。
    ③論旨は明確でよく構成されているか。
    ④適切な文章が書けているか。
の4つの観点から行いました。採点にあたっては、5名の採点者が読んで独立して評価し、合議のうえ最終的な評価を行いました。

 面接試験については、1名の受検者に対して3名の面接員が面接を行い、
    ①職務経歴書に記載された内容に応じた実務経験を有しているか。
    ②分析力・問題解決力・調整力・統率力・協調性など、いわゆる現場での実務能力はあるか。
    ③面接での質問の意味や意図を的確に理解し、自分の考えや意見を明確に表現できる、コミュニケーション力やプレゼンテーション力はあるか。
    ④上級医療情報技師となった後の目標、所属組織や社会への貢献、医療や医療情報などの分野における将来展望など、将来目標や将来展望(ビジョン)を説明できるか。
    ⑤面接態度は適切か。
の5つの観点から評価を行いました。採点にあたっては、3名の面接員が独立して評価し、合議のうえ最終的な評価を行いました。
 その後、論文試験の評価と面接試験の評価のいずれもが、合格水準に到達しているかどうかによって二次試験の合否を判定しました。

5.講評

 今回の論文試験(論文2)の問題は、医療情報システムに蓄積されたデータの活用に向けた課題について述べられた課題文を読み、1)現在の医療情報システムではどのような点で新たなデータ活用のニーズへの対応が難しいのか、2)データの質とは何か、3)データの質保証への取り組みにおいて上級医療情報技師はどのように関与できるか、の3つの設問に答えるものでした。上級医療情報技師には、医療情報システムの特性、限界、および中長期の技術動向を勘案して、医療情報システムについてのあるべき姿を提案できる能力、さらに保健医療福祉分野におけるデータの管理と分析・利活用ができる能力が求められています。答案の作成にあたっては、課題の趣旨を正確にとらえて3つの課題に的確に答えること、また、自らの考えを論理的にまとめて記述していることが必要です。そのため、3つの課題に答えていないもの、制限内の文字数で書かれていても課題には関係がない内容を記述したもの、あるいは関連が薄い内容を記述したものは低い評価となりました。また、段落や字下げが適切にできていないもの、文字数が不足しているもの、誤字・脱字があるもの、そして読み手に対して丁寧に書かれていないものは減点の対象となりました。

 また、論文1は、これまでの自らの実務経験を踏まえて、課題に対する答えをスライド形式2枚にまとめるものでした。この答案は、面接試験の素材となるものですので、わかりやすく、説得力を持って伝えられるように記述することが重要です。したがって、図解することや簡潔にポイントを箇条書きすることなどの工夫が必要であり、スライド枠内に長々と文章を書くことは避けることが大切です。

 面接試験は、論文1を踏まえたプレゼンテーションを時間内にまとめること、面接員からの質問の意図を適切に理解すること、そのうえで自分の考えをまとめわかりやすく面接員に伝えること、将来展望を明確に述べることが重要です。したがって、制限時間を超えて長々と述べたり、質問の意図に的確に答えられなかったりした場合は低い評価となりました。
 医療情報技師育成部会では、幅広い視野をもってプロジェクトリーダなどの役割が担える人を上級医療情報技師として認定しています。上級医療情報技師能力検定試験は、特定分野の職務経験しかない方、医療現場の実務経験が十分でない方には厳しいかも知れません。しかしながら、これらの方であっても、保健医療分野の動向、医療情報や医療情報システムについての知識、実務能力、将来展望をもっておられれば合格は可能です。今後受検される方は、いま以上に幅広い視野と豊かな経験をもてるように研鑽を積んでいただき、合格されることを期待しています。

合格者の発表

★★ お知らせ ★★
合格者の方は氏名公表の可否と認定手続き2017年2月16日(木)までに行ってください。
(上級医療情報技師認定者になるためには認定手続きが必要です)

第10回二次試験合否判定結果通知は、2017年2月3日(金)に発送しました。 1週間経っても届かない場合には、事務局までお問い合わせください。
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