2016年度(第10回)上級医療情報技師能力検定試験(一次試験)
試験結果の概要と講評

【試験の概要】

     試験日時:2016年8月21日(日)
          午前の部 10時30分~12時30分
          午後の部 14時~16時
     試験会場:札幌・仙台・東京・金沢・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・鹿児島・沖縄
     試験内容:筆記試験(マーク方式および記述方式)
     申込者数:241名 受検者数:209名
     問 題 数 :午前(120分) マーク方式 58問(マーク数 100) 配点 230点
          午後(120分) マーク方式  8問(マーク数  17)     55点
                   記述方式  20問(解答項目数 31)    145点

【試験結果の概要】

(括弧内は得点率)

 午前午後午前・午後
受検者数209209209※
満点230200430
最高点185(80.4)172(86.0)347(80.7)
最低点70(30.4)44(22.0)127(29.5)
中央値116(50.4)98(49.0)213(49.5)
平均値118.3(51.4)101.8(50.9)220.0(51.2)
標準偏差21.924.643.5

【試験結果の判定】

○ 判定基準 ○
区分基準得点率
合計236.5点以上55.0%以上
ただし、午前・午後とも平均点以上の得点を有すること
上記のすべてを満たすものを合格とする。
合格者数:65名(合格率31.1%)

【試験の講評】

一般社団法人日本医療情報学会
医療情報技師育成部会


 今回の一次試験の問題は、これまでと同様に、マークシート方式と記述方式の問題によって構成しました。問題は、医学・医療系、情報処理技術系、医療情報システム系の3系に限定せず、公表している重点領域から万遍なく出題しました。また昨年同様、午後のマーク式の問題の数を少なくし、長文を読解し記述する問題を出題しました。このように、問題の内容は、単なる想起型問題よりは、解釈型や問題解決型を増やすように努めました。  午後の記述問題の「読影レポートの未読」に関する設問では、この事例に対するシステム上の対策と運用上の対策を問うものでした。システム上の対策としては「ログイン時に未読のレポートがあれば通知する」を解答例として、システムにより利用者への確認を促せる内容を記載していれば正解としました。また、運用上の対策としては、「異常所見があった場合は担当医へ電話連絡を行う」を解答例として、システムのみにとらわれない、人の判断により実施可能な対応が記述されていれば正解としました。さらに、「院内で行わない臨床検査」に関する設問では、臨床検査の外注における連携エラーの事例を読み、原因や対策を問うものでした。可搬型媒体の持ち込み(持ち出し)における安全対策として「データの暗号化」「ウイルス対策」を解答例とし、管理していることがわかる旨が盛り込まれていれば正解としました。いずれの問いも文字数の制限を設定しており、内容だけでなく指定の文字数でまとめられているかも採点の対象としました。上級医療情報技師は、日々の業務の中で、種々の課題から問題点を読み解く能力が必要となります。次年度以降も、このような問題を出題する予定です。
 また、午前問題のなかに不適切なものがありました。問37は、指定する接続におけるスイッチとPC間の通信状態を問うものでした。この設問では、指定したポート設定を行った場合には、結果的に通信できない状態となるため、選択肢3を正解としていました。しかし、この場合には、ポートの接続はPC側が半二重、スイッチ側が全二重となり、通信できない状態になるものの、正解が定まらないため、全員正解としました。
 今年度の一次試験は、合計点で55.0%以上、かつ、午前・午後の成績が平均点以上を合格ライン(得点率)として合否判定を行いました。その結果、今回の一次試験の合格者数は65名、合格率は31.1%となりました。

【試験の結果】

第10回一次試験合否判定結果通知は2016年10月11日(火)発送しました。
1週間以上経っても届かない場合には、事務局までお問い合わせください。

一次試験合格者一覧 
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【試験解答】 午前解答
午後解答