第20回医療情報技師能力検定試験

【試験の概要】

 日程:2022年8月21日(日)
 実施場所:札幌、仙台、東京、新潟、金沢、名古屋、大阪、岡山、広島、高松、福岡、 鹿児島、沖縄
 試験科目:情報処理技術系   (50問、100点満点)
      医療情報システム系 (60問、120点満点)
      医学・医療系    (50問、100点満点)

 試験方式:各科目とも5肢択一または択二のマークシート方式

【試験結果講評】

 第20回医療情報技師能力検定試験は、前年度と同じ全国13会場で、計3,400名の方に受検していただきました。
 出題問題について検討した結果、医療情報システム系【問1】と【問57】は、主文で「2つマークせよ。」が抜けており、いずれも答えが2つある不適切問題でした。そのため正答の選択肢のいずれか、または両方をマークしたものを正解として採点しました。
 各科目の合格判定基準点は、「情報処理技術系」58点(100点満点)以上、「医療情報システム系」72点(120点満点)以上、「医学・医療系」54点(100点満点)以上としました。
 全受検者の成績(得点率)は、医学・医療系のみ54%とやや低かったものの、他は本試験の想定水準の60%に近い結果となりました。
 正答率が低かった問題のテーマは、次のとおりです。「情報処理技術系」では、グローバルIPアドレス、サブネットマスクが与えられたときのネットワークアドレス、デジタル署名など。「医療情報システム系」では、医療情報担当者倫理、オンライン受診勧奨、検査情報システムの機能、リハビリテーション部門システムと連携するシステム、DICOMで定義されていないもの、次世代医療基盤法に示される認定事業者の説明など。 「医学・医療系」では、医薬品の取り扱いなど。
 科目別の合格者数は「情報処理技術系」1,504名、「医療情報システム系」1,398名、「医学・医療系」1,440名でした。過去2回の科目合格もあわせた総合判定の結果、1,161名の方が全科目に合格(合格率34.1%)となり、新たに医療情報技師として認定されました。
 今回の能力検定試験の結果、医療情報技師と認定された方は、自覚と自信を持って、日常業務のなかで専門性を発揮されるよう願っています。同時に、将来、上級医療情報技師にチャレンジしていただけることを期待しています。
 一方、保留となられた方、またこれから新たに受検される方は、基本的な事項は当然のこととして、用語の表面的な知識だけではなく、その内容についても確実に理解しておくことや、領域をまたぐような複合的な問題にも対応できる力をつけることが重要です。また、医療情報に関する最新の知識や情報セキュリティ関連に見られるような時事問題についても情報収集を欠かさず、十分な知識を身につけていただきたいと思います。次回の医療情報技師能力検定試験で合格されることを願っています。

【認定者・科目合格者一覧】


 医療情報技師 認定者一覧はこちらをご覧下さい。 

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科目別合格者 情報処理技術系 医療情報システム系 医学・医療系
科目別解答 情報処理技術
解答
医療情報システム
解答
医学・医療
解答


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