２０１９年度（第１３回）上級医療情報技師能力検定試験
【旧制度】二次試験結果の概要と講評
１．試験の概要
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試験日時：２０１９年１１月３０日(土)・１２月１日(日)
試験会場：東京(東京医療保健大学 五反田キャンパス)
試験内容：
• 論文試験 面接時の参考・評価資料とする論文I（試験時間６０分）
論文試験として採点を行う論文II（試験時間１２０分）の２種類
• 面接試験 受検者１名を３名の面接員で面接（１名あたりの面接時間２０分）
２．受検状況
受検者数：論文試験･･･２０名、面接試験･･･１９名３．試験結果概要
| ２０１７年度 一次試験合格者 |
計 | |
|---|---|---|
| 受検者数 | ||
| 合格者数 | ||
| 合格率 |
４．評価方法
２０１９年度の上級医療情報技師能力検定試験（旧制度二次試験）は、これまでの二次試験と同様に、論文試験と面接試験を行い、合否を判定しました。論文試験（論文II）については、提示された課題で述べている内容の説明や、課題文に対する自分の考えを１，２００字以上１，５００字以内で記述する試験を行いました。論文試験の採点は、
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①課題の趣旨を正確にとらえ、設問に適切に答えているか。
②医療情報技師の立場から自分の意見を論じているか。
③論旨は明確でよく構成されているか。
④適切な文章が書けているか。
面接試験については、１名の受検者に対して３名の面接員が面接を行い、
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①職務経歴書に記載された内容に応じた実務経験を有しているか。
②分析力・問題解決力・調整力・統率力・協調性など、いわゆる現場での実務能力はあるか。
③面接での質問の意味や意図を的確に理解し、自分の考えや意見を明確に表現できる、コミュニケーション力やプレゼンテーション力はあるか。
④上級医療情報技師となった後の目標、所属組織や社会への貢献、医療や医療情報などの分野における将来展望など、将来目標や将来展望（ビジョン）を説明できるか。
⑤面接態度は適切か。
その後、論文試験の評価と面接試験の評価のいずれもが、合格水準に到達しているかどうかによって二次試験の合否を判定しました。
５．講評
今回の論文試験（論文Ⅱ）の問題は、改正個人情報保護法およびその関連通知について述べている課題文を読み、１）改正個人情報保護法およびその関連通知において見直された点をまとめ、２）医療の発展のために医療情報を活用する場面と活用を進めるうえで医療機関において留意すべきこと、の２つの設問に答えるものでした。上級医療情報技師には、幅広い保健医療福祉分野に対する知識と、情報処理技術の保健医療福祉分野への適用可能性を評価できる能力が求められています。答案の作成にあたっては、課題の趣旨を正確にとらえて２つの課題に的確に答えること、また、自らの考えを論理的にまとめて記述していることが必要です。そのため、２つの課題に答えていないもの、課題には関係がない内容を記述したもの、具体的に見解が記述されていなもの、あるいは関連が薄い内容を記述したものは低い評価となりました。また、文字数が不足しているもの、誤字・脱字があるもの、そして段落分けされていないものなど、読み手に対して丁寧に書かれていないものは、減点の対象となりました。論文Ⅰは、これまで医療情報技師として活動した中で、医療情報技師の３Cを実践できた事例を示し、その経験から学んだことをスライド形式２枚にまとめるものでした。この答案は、面接試験の素材となるものですので、わかりやすく、説得力を持って伝えられるように記述することが重要です。したがって、図解することや簡潔にポイントを箇条書きすることなどの工夫が必要であり、スライド枠内に長々と文章を書くことは避けることが大切です。
医療情報技師育成部会では、保健医療福祉分野の情報化と医療情報の利活用を全体最適の観点から総括的に推進できる人を上級医療情報技師として認定しています。上級医療情報技師能力検定試験は、特定分野の職務経験しかない方、医療現場の実務経験が十分でない方には厳しいかも知れません。しかしながら、これらの方であっても、保健医療福祉分野の動向、医療情報や医療情報システムについての知識、実務能力、将来展望をもっておられれば合格は可能です。今後受検される方は、いま以上に幅広い視野と豊かな経験をもてるように研鑽を積んでいただき、合格されることを期待しています。
なお、２０１８年度より上級医療情報技師能力検定試験を改定し新試験制度としています。旧試験制度での二次試験は今回が最後となりました。今後は、新試験制度の下、受検いただくようお願いいたします。
合格者の発表
第１３回二次試験合否判定結果通知は、2020年2月3日に発送済みです
※一週間経っても届かない場合には、事務局までお問い合わせください。
 二次試験結果 |